ASADASHI
スマートグラスとスマホをつなぐミニチュア紙工作のジオラマ、AI持ち出し時代を表現
ツール速報2026.06.06·読了 2·難易度: ふつう

AIがスマホ・グラスへ。「持ち出す時代」が来た

スマートグラスとスマホをつなぐミニチュア紙工作のジオラマ、AI持ち出し時代を表現

朝の出汁版(通勤2分)

  • ポイント1: Claude Codeを動かせる48gのスマートグラス「Monako Glass」が399ドルで登場し、LM StudioもスマホアプリLocally AI経由で外出先から自宅PCのモデルを利用できるようになるなど、AIを『どこでも使える状態』にする動きが一気に加速している。
  • ポイント2: @masahirochaen が指摘するように、Locally AIはTailscaleによる安全接続とE2E暗号化を採用しており、ネット回線不要のオフライン運用も可能なため、クラウドAIが使えない緊急時のバックアップとしても機能する点が使う側として見逃せない。
  • ポイント3: まず試したい人は、LM Studioをすでに使っているならLocally AIのアプリをスマホに入れてTailscaleと組み合わせるところから始めると、外出先からの接続をすぐ体感できる。

出汁の素(深読みモード)

これって結局どういうこと?

AIをPCの前でしか使えない状態から、「どこでも使える状態」に持ち出そうという動きが同時多発的に出てきている。ひとつは「Monako Glass」、48グラムのスマートグラスにClaude Codeを載せて399ドルで提供するという発表。もうひとつは「Locally AI」というスマホアプリで、自宅PCで動いているLM Studioのモデルを外出先から呼び出せるようにするというもの。要は「ローカルで動かしたAIを、場所を選ばずに使う」というアプローチが、ハードウェアとソフトウェアの両面から同時に動き出した、ということ。どちらも一次情報はX(旧Twitter)上の発表で確認できる(@id_85992051、@masahirochaen)。

なぜこのタイミングで重要?

これまでAIの「持ち出し」を阻んでいた壁は2つあった。ひとつはハードウェアの重さと価格、もうひとつは「外でもクラウドAPIに繋げばいい」という前提が崩れたときのバックアッププランがないこと。

今回の動きはその両方に同時に刺さっている。Monako Glassは48グラム・399ドルという数字が象徴的で、以前紹介したMeta Ray-Banの新型「Display」が示したスマートグラスのコンシューマー向け路線に対し、こちらはClaude Codeというコーディング特化ツールを最前面に出してきた。「ガジェット好きに売る」ではなく「使い倒す人が使うツール」として位置づけようとしている点に注目したい。

Locally AIのアプローチはもう少しソフトウェア寄りで、Tailscaleによる暗号化トンネルを使って自宅PCのLM Studioに外からアクセスするというもの。クラウドAIが落ちている・使えない状況でも自分のモデルが動く、というのは実用上の安心感がある。またClaude Codeが静かに更新、確認すべき3点でも触れたように、ローカル実行と外部API併用の使い分け意識が高まっている流れとも一致している。

「AIを使う側」として見ておくべきポイントは、これが単なるガジェット話ではなく、「どの回線・どのデバイス・どの場所でも自分のAI環境を維持できるか」という問いへの答えが出始めている段階だということ。

具体的に始めるなら

取り組みやすい順に整理すると、まずLocally AIから始めるのが現実的な入口になる。

ステップ1:LM Studio+Locally AIの組み合わせを試す すでにLM Studioをローカルで動かしている人は、まずスマホにLocally AIをインストールするところから始められる。App Storeで「Locally AI」と検索すると見つかる。次にTailscaleをPCとスマホの両方に導入し、同じアカウントで繋げば、同一ネットワーク外からでも自宅PCのLM Studioに接続できる状態が作れる。Tailscaleは個人利用なら無料枠で十分動く。

LM Studioをまだ使っていない人は、lmstudio.aiから無料でインストールでき、各種オープンモデルをローカルで走らせられる。まずはPC上でLM Studioを動かしてみて、スマホからの接続は次のステップとして分けて考えるとハードルが下がる。

ステップ2:用途を決めてモデルを選ぶ 外出先でどんなタスクに使いたいかを先に決めておくと、搭載するモデルの選択がシンプルになる。テキスト生成・要約・アイデア出し程度なら軽量モデルで十分で、PCへの負荷も抑えられる。コーディング補助も外でやりたいなら、CodeLlamaやQwenのコード特化版が選択肢に入る。

ステップ3:Monako Glassはウォッチリストに入れておく Monako Glassについては、現時点では399ドルからという価格と「Claude Codeが使える」という仕様が発表されている段階。発送・在庫状況などの詳細は公式サイトで確認を推奨する。今すぐ購入判断をするよりも、スマートグラス×AIコーディングという組み合わせが実用段階に来ているかどうかを見極める期間として、動向を追っておくのが現実的な向き合い方になる。

組み合わせ提案 Locally AIで外出先からLM Studioに繋ぎつつ、Claude Codeはブラウザ経由でサブとして使う、というハイブリッドを作ると、クラウドが落ちたときのリスクヘッジになる。AIを1本だけに依存しない構成を意識するなら、このローカル接続の仕組みは入れておく価値がある。

よくある疑問

Q. LM Studioを外から使うのにセキュリティは大丈夫? Locally AIはTailscaleによる接続とエンドツーエンド暗号化を採用している、と@masahirochaenの発表内容に記載されている。Tailscale自体はWireGuardベースのVPNで、個人が自宅PCに外から繋ぐ用途での実績がある。ただし自宅PCを常時起動しておく必要があるため、PCのスリープ設定・ファイアウォール設定は事前に確認しておきたい。

Q. Monako Glassの「Claude Codeが使える」とは具体的にどういう意味? Claude CodeはAnthropicが提供するコーディング特化のCLIツールで、通常はターミナル上で動かすもの。Monako Glassがそれをグラス側でどう動かすか(音声入力との連携なのか、グラス上に表示するのか)については、現時点の発表情報だけでは詳細が確認できない段階。購入前に公式サイトで仕様の詳細を確認することを推奨する。Claude Code自体の最新動作についてはClaude Codeが静かに更新、確認すべき3点も参照できる。

Q. LM Studioを使っていないと今回の話は関係ない? Locally AIはLM Studio専用ではなく、OpenAI互換のAPIを持つローカルサーバーに繋げられる設計になっている、と公式情報から読み取れる。OllamaなどLM Studio以外のローカル実行環境を使っている場合も接続できる可能性がある。まずアプリを入れてみて、自分の環境に繋がるか確認するのが早い。

もう一歩踏み込みたい人へ

ローカルAIの「持ち出し」をさらに発展させたい人向けに、構成のアイデアをいくつか整理しておく。

Tailscale+LM Studio APIのエンドポイント活用 LM Studioはローカルで起動するとOpenAI互換のAPIエンドポイント(デフォルトでlocalhost:1234)を提供する。TailscaleでPC側のIPが固定されれば、スマホのLocally AIだけでなく、任意のOpenAI互換クライアントやスクリプトからそのエンドポイントを叩ける。たとえばPythonのopenaiライブラリでbase_urlをTailscale IPに向ければ、外出先からLM Studioのモデルをコードで呼び出すことができる。

n8nやMake.comとの組み合わせ LM Studioのエンドポイントをローカルで公開した状態をTailscaleで外部から参照可能にしておけば、n8nなど自動化ツールからのHTTPリクエスト先としても使える。クラウドAPIの料金を気にせず自動化フローを走らせたい場面で、ローカルモデルを組み込む入口になる。

Monako GlassのClaude Code連携の読み解き方 Claude CodeはCLIベースのツールなので、グラス側でどう操作インターフェースを作るかがプロダクト設計の肝になる。音声でプロンプトを入力しグラスにコード出力を表示するのか、スマホ連動で動くのかは仕様次第。発表が詳細化されたタイミングで、AIを1000体並列起動、Claude Codeが自走するで触れたようなマルチエージェント的な使い方とも接続して考えると、グラス型デバイスの実用範囲がより具体的に見えてくる。

元になったツイート

  • Claude Codeの使える48gのスマートグラス「Monako Glass」?価格399ドルから https://t.co/dcivgpVp3N

  • https://t.co/OtL6fcQPI5

  • 【朗報】LM Studioがスマホにも本格対応 スマホアプリLocally AIで自宅のLM Studioに繋ぎ最大モデルを外出先で利用可能に。 緊急事態用にネット回線不要のAIモデルがあると安心。 ・iPhoneでAIを実行 ・PCのLM Studioを遠隔利用 ・通信はE2E暗号化 ・Tailscaleで安全接続 https://t.co/jY0I5GRGRG

参照ソース