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Gemini 2.5搭載のNotebookLMがコード生成とウェブ検索に対応し進化したことを表すミニチュア紙工作シーン
ツール速報2026.06.09·読了 2·難易度: やさしい

NotebookLMがGemini 2.5搭載、コード・検索も対応へ

Gemini 2.5搭載のNotebookLMがコード生成とウェブ検索に対応し進化したことを表すミニチュア紙工作シーン

朝の出汁版(通勤2分)

  • ポイント1: GoogleのNotebookLMがGemini 2.5を搭載し、コーディング支援とウェブ検索機能を新たに追加、資料整理ツールから「調べて・作れる」オールインワン環境へと進化した。
  • ポイント2: X上では「Claudeっぽくなってきた」との声が上がっており、単なるモデル更新ではなく競合他社の強みを吸収する方向性が業界で注目されている。
  • ポイント3: LP制作・動画台本・コード生成まで一人でこなしたい人は、NotebookLMに自分の素材をアップロードしてウェブ検索+コード生成を組み合わせるワークフローを試す価値がある。

出汁の素(深読みモード)

これって結局どういうこと?

GoogleのNotebookLMが大型アップデートを受け、搭載モデルがGemini 2.5に刷新された。同時に、コーディング支援とウェブ検索という2つの機能が新たに追加されている。

これまでのNotebookLMは「アップロードした資料をもとに質問・整理する」ツールとして知られていた。要は、自分のドキュメントを読み込ませて対話する「パーソナルな知識ベース」だった。今回のアップデートでその枠が広がり、外部の最新情報を検索しながらコードまで書ける環境になった、ということだ。

X(旧Twitter)では「Claudeっぽくなってきた」という反応が話題になっている。これはAnthropicのClaudeが持つ、長文理解・丁寧な出力・コード生成といった特性を指していると読める。競合の強みを意識したアップデートである点は、業界の文脈として押さえておきたい。

なぜこのタイミングで重要?

注目したいのは、このアップデートが「資料整理ツール」から「調べて・作れるオールインワン環境」への転換を示している点だ。

NotebookLMはもともとGoogleのグラウンディング(根拠のある回答生成)技術を活かし、アップロードしたPDFや動画の文字起こしを素材に対話できる点が強みだった。ところが「外の情報を調べる」「コードを書く」という機能は持っていなかった。この2点はChatGPTやClaudeがすでに提供しており、ツール選びの分岐点になっていた部分でもある。

今回のアップデートで、その差がほぼ埋まった。自分でアップロードした素材と、ウェブ上の最新情報を組み合わせながら、コードも出力できる。一人で動画・LP・分析・営業資料を手がけたい人にとって、ツールを切り替えるコストが下がる可能性がある。

「Claudeっぽくなってきた」という反応が象徴するのは、単なるモデル性能の向上ではなく、使い勝手の水準が競合に近づいてきたという感覚だ。Claudeのキャラ設定、どこまで通じる?でも触れたように、AIツールの「使い心地」の差は、出力の品質と同じくらい実用上の選択に影響する。

また、プロンプトより「AIの仕事の流れ」を設計する時代への観点で見ると、NotebookLMは「素材を集めて→整理して→生成する」という一連の流れをひとつの場所で完結させようとしている。ツール間を移動するたびに文脈が切れる問題を減らせる方向性は、実際に複数ツールを使い回している人ほど刺さる変化だろう。

具体的に始めるなら

まず触ってみるなら:NotebookLMにアクセスする

NotebookLMはnotebooklm.google.comから無料で利用できる。Googleアカウントがあればすぐ使い始められる。無料枠でもGemini 2.5ベースの機能を試せる範囲があるため、課金前の感触確認が可能だ。

素材をアップロードして検索と組み合わせる

始めるなら、まず自分が使いたい素材(PDFの企画書・競合サイトのURL・過去に書いたメモなど)をノートブックに追加するところから入るといい。そのうえでウェブ検索機能をオンにすると、アップロードした素材の文脈に合わせて最新情報を引っ張ってきた回答が得られる。たとえば「この企画書の方向性に沿った、最近の競合事例を調べてまとめて」という使い方が現実的な一例だ。

コード生成を絡めるなら

コーディング機能については、複雑なスクリプト開発というよりも「スプレッドシートのGAS(Google Apps Script)」「データ整形のPythonコード」「HTMLの部品」といった、ちょっとした自動化コードを素材の文脈に合わせて出力させる用途が合いやすい。自分の資料を読み込ませた状態でコードを書かせると、変数名や処理内容が文脈に沿ったものになりやすい。

動画台本・LP制作のワークフローに組み込むなら

たとえば「参考にしたい競合LPのURLを複数登録→ウェブ検索で業界トレンドを補足→自分のサービス概要PDFも追加→構成案を出力させる」という流れが組める。素材が増えるほど、NotebookLMの回答が自分のコンテキストに引き寄せられる設計になっているため、最初から素材を充実させてから生成を始めるのが有効だ。

ChatGPTやClaudeと比較検討するなら

現時点での差分として意識したいのは、「アップロード素材への参照精度」という軸だ。NotebookLMは出典を示しながら回答を返す設計が根幹にあるため、「どの資料に基づいた回答か」を確認しながら使いたい場面では強みが出やすい。反対に、素材なしでゼロから生成したい場合はChatGPTやClaudeの方が応答が素直なこともある。目的に応じて使い分ける判断軸を持っておくといい。

よくある疑問

Q. 無料で使える範囲はどこまで?

公式サイトの情報によると、NotebookLMは基本機能を無料で利用できる。アップロード素材を使った対話、Audio Overview(ポッドキャスト形式の要約)なども無料枠に含まれる。より高度な利用(ノートブック数の上限緩和・優先アクセスなど)はGoogle One AI Premiumプランへの加入が必要になる。まず無料枠で素材をアップロードして動作感を確かめてから判断するので十分だ。

Q. 日本語での使い勝手はどうか?

Gemini 2.5は日本語対応が強化されているモデルとして発表されており、日本語の資料をアップロードして日本語で対話する用途での動作は期待できる。ただし、ウェブ検索機能が日本語クエリにどこまで対応しているか、検索結果の日本語サイトへのアクセス精度については、実際に試して確認するのが確実だ。

Q. 「Claudeっぽくなった」とはどういう意味?

X上でのコメントは、出力の丁寧さや長文理解の精度、コード生成の品質がClaudeに近づいた、という印象を指しているとみられる。Gemini 2.5は推論能力が大きく改善されたモデルとして発表されており、その搭載が使い心地の変化として感じ取られている。ただしこれはユーザーの主観的な感想であり、公式が「Claudeと同等」と発表しているわけではない点は区別しておきたい。

もう一歩踏み込みたい人へ

APIからNotebookLMを操る:NotebookLM APIの現状

GoogleはNotebookLM APIの提供を一部開始しており、Google AI Studioやvertex AI経由でのアクセスが可能になってきている。プログラムからノートブックへの素材追加・クエリ実行を自動化できるため、定期的にドキュメントを更新しながらサマリーを生成するワークフローを組むことができる。公式ドキュメントはGoogle AI for Developersから確認できる。

Gemini 2.5とのAPI直接連携との使い分け

Gemini 2.5自体はGoogle AI StudioやGemini APIから直接叩くことも可能だ。NotebookLM経由とAPI直接利用の差は「グラウンディング(素材への参照)の設計が組み込まれているかどうか」にある。素材ベースの対話フローを組む場合はNotebookLM API、汎用的な生成・推論タスクはGemini APIと使い分けるのが現実的だ。

自動化アイデア:素材更新→サマリー生成→Slackへ通知

Google Apps ScriptやMake(旧Integromat)を使って「Googleドライブに新しいPDFが追加されたらNotebookLMのノートブックに自動追加→要約を生成→Slackに投稿」というパイプラインを組む構成が技術的に射程に入る。素材の収集から整理・共有まで自動化したい人は、この方向で試してみる価値がある。

元になったツイート

参照ソース