ASADASHI
広告・集客2026.08.26·読了 2·難易度: やさしい

ChatGPTが競合広告を丸ごと見せてくれる

朝の出汁版(通勤2分)

  • ポイント1: ChatGPT Ad Libraryは、ChatGPT上で配信されている広告をまとめて閲覧できるライブラリで、競合や他業種の広告クリエイティブを一覧できる。
  • ポイント2: 使う側として知っておくべきは、AIプラットフォーム上の広告がどんな訴求・フォーマットで設計されているかをリサーチできる点で、LP制作や集客設計の参考軸が一つ増えた形になる。
  • ポイント3: 触りたい人はProduct Huntのページからアクセスし、自分が手がけている領域のキーワードで検索することで、競合の訴求パターンをすぐに確認できる。

出汁の素(深読みモード)

ChatGPT上で流れる広告を、外から眺められるようになった

ChatGPTがついに広告プラットフォームになったことは先日のASADASHIで触れましたが、そのChatGPT上の広告をまとめて閲覧できるライブラリが登場しました。「ChatGPT Ad Library」は、ChatGPTのインターフェース上で実際に配信されている広告クリエイティブを一覧できるツールです。

Facebookの広告ライブラリやGoogle広告の透明性レポートを思い浮かべると分かりやすいかもしれません。あの感覚で、AIチャット上の広告を「外から覗ける」ようになった、というのが今回のポイントです。

ChatGPTという媒体は、検索エンジンともSNSとも違う文脈で広告が表示されます。ユーザーが「何かを解決しようとしている最中」にブランドが登場する構造なので、訴求の設計が既存媒体とは大きく異なるはずです。そのクリエイティブが、まとめて見られるようになったということは、業界全体のノウハウが可視化され始めたとも言えます。

リサーチツールとして何ができて、何がわかるか

このライブラリで把握できるのは主に「AIチャット媒体上でどんな訴求・フォーマットの広告が走っているか」という情報です。具体的には以下の軸で参考になります。

訴求軸の傾向: ChatGPTユーザーは課題解決意識が高いため、配信されている広告も「悩み解決型」の訴求が多いと推察されます。ライブラリを眺めることで、業界ごとにどんなコピーが使われているかの傾向が読み取れます。

フォーマットの設計: テキスト主体なのか、ビジュアルを使っているのか。CTAはどこに置かれているか。LP制作やバナー設計の参考軸として使えます。

競合・他業種の動向: 自分が手がけている領域のキーワードで検索すれば、同じ市場に広告を出しているプレイヤーの訴求パターンが一覧できます。直接の競合だけでなく、隣接する業界のアプローチを横目で見ることもできます。

注目したいのは、ChatGPT広告はまだ黎明期という点です。先行して試しているプレイヤーが何を訴求しているかは、この媒体での「勝ちパターン」が固まる前の生の情報として価値があります。

LP設計・広告コピーの叩き台として使う具体的な手順

触りたい人はProduct Huntのページ(https://www.producthunt.com/products/chatgpt-ad-library)からアクセスできます。まず最初にやるべきことは、自分が関わっているビジネスのカテゴリや競合のブランド名でキーワード検索することです。

具体的な活用の流れはこうです。

  1. ライバルのコピーをスキャンする: ヒットした広告のコピーを眺め、「どんな言葉でユーザーに語りかけているか」を確認します。課題提示型なのか、機能訴求型なのか、社会的証明型なのかを分類するだけでも、自分の設計に使える素材が集まります。

  2. フォーマットの差を見る: テキスト広告とビジュアル広告で、どちらの出稿が多いか。まだ少ない媒体なので、出稿数自体も参考になります。

  3. LPとの接続を想像する: 広告のCTAをクリックした先のLPがどんな構成になっているか、広告コピーとLPの冒頭メッセージが一致しているかを確認します。これはLP制作時の構成検討に直接使えます。

AIペルソナで「3つのない」を突破する方法で紹介した手法と組み合わせると、競合の訴求パターンをインプットにしつつ、ペルソナ視点でのコピー改善まで一気に進めやすくなります。

「広告が見える媒体」として ChatGPT を捉え直す視点

このライブラリの登場が示しているのは、ChatGPTが単なる「AIツール」から「広告媒体」として本格的に機能し始めたという事実です。媒体として透明性のある広告インフラが整備されつつある点は、GoogleやMetaが歩んできた道と同じ方向性です。

使う側として知っておくべきは、「この媒体でどう勝つか」を考え始めるタイミングが今であるということです。ライブラリが存在するということは、出稿事例が積み上がってきたということでもあり、逆に言えばまだ出稿プレイヤーが少ない今は、訴求パターンが固まっていない分だけ試行錯誤の余地があります。

Google広告のAI Maxのようにプラットフォーム側がAIで最適化を進める動きと並行して、ChatGPTという新しい媒体の広告エコシステムが形成されつつある。この二軸の動きを同時にウォッチしておくことが、今の広告設計の解像度を上げる上で重要です。

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