ASADASHI
AIで自作ツールを組み立てる紙工作ジオラマ、カスタムアプリ開発のイメージ
バイブコーディング2026.05.28·読了 2·難易度: ふつう

AIで「自分専用ツール」を作る動きが加速

AIで自作ツールを組み立てる紙工作ジオラマ、カスタムアプリ開発のイメージ

朝の出汁版(通勤2分)

  • ポイント1: 市販サービスに合わせるのではなく、AIを使って自分仕様のツールをゼロから作る実践者が増えており、家計簿アプリのような既存サブスクを自作で代替する動きが @id_1928611225535131650 らによって報告されている。
  • ポイント2: Claude CodeやOpenAI Codexといったコーディング特化AIは、UIもデータ取込みもグラフ表示も自由に組める水準に達しており、@_daichikonno は「科学研究レベルの複雑なタスクにも対応できる」と分析している。
  • ポイント3: まず月額数百円のサブスクを1本選び、「自分が本当に欲しい機能だけ」をClaude Codeに伝えて代替ツールを作ることから始めると、バイブコーディングの感覚をつかみやすい。

出汁の素(深読みモード)

これって結局どういうこと?

「既存アプリに合わせるのではなく、自分に合わせてツールを作る」という発想が、じわじわと広がっています。今回の話題は、Claude CodeやOpenAI Codexといったコーディング特化AIを使って、市販のサブスクサービスを自作ツールで代替するという実践です。

具体的には、家計簿アプリのマネーフォワード MEのような月額数百円のサービスを、Claude Codeで一から作ってしまう。入力UI・グラフ・CSV取り込みまで、自分の家計の流れに合わせて設計できる点が既製品との大きな差です(@id_1928611225535131650 が報告)。

要は「道具を選ぶ時代」から「道具を作る時代」への移行が、プログラマー以外にも現実の選択肢として開かれてきた、ということです。

なぜこのタイミングで重要?

このタイミングで注目したいのは、コーディングAIの「完成度の水準」が大きく変化しているからです。

以前のバイブコーディングは「動くもの」を作るのが精一杯で、UIの見た目やデータの読み込み精度は妥協が必要でした。ところが現在のClaude CodeやOpenAI Codexは、UIデザイン・データ処理・グラフ表示といった「アプリとして使える水準」まで一気通貫で組めるところまで来ています。@_daichikonno は「科学研究レベルの複雑なタスクにも対応できる」と分析しており、精度・複雑さへの対応力が別次元になってきていると見ています。

もう一つの重要な文脈は、「汎用ツールを使い続けるコスト」への感度が上がってきていることです。月額500円・1,000円のサブスクが10本・20本と積み上がる中で、「このサービス、自分には機能が多すぎる」「逆に欲しい機能がない」という不満を持ちながら惰性で使い続けるより、ピンポイントで自作する選択肢が現実的になってきました。

バイブコーディング、「自前ツール」時代へでも触れたように、「ツールを選ぶ人」から「ツールを作る人」へのシフトは、もはや開発者だけのトピックではありません。またCodexが「迷ったら止まる」自律開発に対応で紹介したように、Codex自体の信頼性・安定性も着実に上がっており、「作ったはいいが壊れた」というリスクが下がっています。

具体的に始めるなら

まず試すなら:月額500円以下のサブスク1本を代替ターゲットに選ぶ

始め方としては、「自分が毎月払っているサブスクの中で、使っている機能が全体の3割以下のもの」をターゲットにするのがわかりやすいです。家計簿・タスク管理・習慣トラッカーあたりが作りやすい題材です。

Claude Codeで動かす手順(コードなしでできること)

Claude Codeは現在、Claude.ai の Proプラン(月額20ドル)または Maxプラン(月額100ドル)に含まれています。ターミナルからCLIとして起動する形式で、「入力フォームと一覧表示を持つ家計簿アプリを作って。CSVでエクスポートできるようにして」という自然言語の指示だけでスケルトンまで生成されます。

コードが読めなくても「追加したい機能」「直したいUIの挙動」を日本語で伝えながら反復できるのが現在の水準です。ただし、生成されたコードをローカルで実行するための最低限の環境(Node.jsまたはPythonが動く状態)は必要です。

OpenAI Codexで試す場合

OpenAI Codexはo3ベースのコーディングエージェントで、ChatGPT Plus(月額20ドル)から利用可能です。クラウド上で並列にタスクをこなせる点が特徴で、「バックグラウンドで動かして結果だけ受け取る」使い方に向いています。

発展の提案

作ったツールをローカルだけで使うのではなく、Vercelなどに無料でデプロイするとスマホからもアクセスできます。「自分専用のWebアプリ」として育てていく方向性です。また、CSVで家計データを管理するところまで作れれば、そのデータをClaudeに渡して「先月の支出パターンを分析して」と問い合わせる使い方にも自然につながります。

触り始めるハードルを下げるなら、まずClaude.aiのチャット画面で「家計簿アプリのHTMLを1ファイルで作って」と入力するところから始めるのが現実的です。ローカル環境不要で、ブラウザで開けば動く最小構成が手に入ります。

よくある疑問

Q. プログラミングの知識がゼロでも作れますか?

「動くものを作る」という意味では、自然言語の指示だけでスケルトンまで生成できます。ただし、エラーが出たときに何が起きているかを把握するための最低限のリテラシー(ターミナルの操作・エラーメッセージの読み方)があると、詰まりにくくなります。完全にゼロから始めるなら、まずブラウザで完結するHTML単ファイル形式のツールを作るところから入るのが現実的です。

Q. Claude CodeとOpenAI Codexはどう使い分ければいいですか?

Claude Codeはローカル環境でリアルタイムに対話しながら作るスタイルに向いています。「今この部分を直して」という細かいやり取りが得意です。OpenAI Codexはクラウド上でタスクを投げて非同期に結果を受け取るスタイルで、「これを全部やっておいて」という放置型の使い方に向いています。両方試せる状況なら、最初の試作はClaude Code、ある程度固まったあとの大きな改修はCodexという使い分けが考えられます。

Q. 作ったツールのデータは安全ですか?

ローカルで動かしている限り、データはPCの外に出ません。ただし、Claude Codeに「このCSVを見て修正して」とファイルを渡す場合は、そのデータがAnthropicのサーバーに送信されます。家計データのような個人情報を含むファイルを渡す際は、公式のプライバシーポリシーを確認した上で判断してください。

もう一歩踏み込みたい人へ

Claude CodeはCLI経由でAPIとして呼び出すことができ、スクリプトに組み込んで自動化することも可能です。たとえば「毎朝CSVを読み込んで前日の支出サマリーをSlackに投稿する」という処理を、Claude Codeを使ったスクリプトとして組む実装例がGitHub上にいくつか公開されています。

OpenAI Codexについては、REST APIとして利用でき、エージェントにタスクを投げてステータスをポーリングする非同期パターンが基本です。公式ドキュメント(https://platform.openai.com/docs/guides/codex)にサンプルコードがあり、Pythonでの実装例が確認できます。

組み合わせとして面白いのは、作ったツールのデータ出力部分をAPIエンドポイントにしておき、そこにClaudeのAnalysis機能やPythonのデータ処理を繋げるパターンです。「自作家計簿→CSV出力→Claude APIで分析→Notionに自動保存」のような連携は、それぞれのピースが単純なため実装難度は比較的低く抑えられます。

AIコーディング作業を縦並びタブで管理するターミナルで紹介したようなターミナル管理ツールと組み合わせると、複数のClaude Codeセッションを並行で走らせる際の見通しがよくなります。自作ツールを複数並行で育てていく段階に入ったら参照してみてください。

元になったツイート

  • Claude Codeで家計簿を自作したら、サブスク月額500円を節約できる。 入力UIも、グラフも、CSV取込みも、自分の好きなように作れる。既存アプリに合わせるのではなく家計に合わせてツールを作る側に回れる。 「Claude Codeがあれば、マネフォME超えの自分専用家計簿が作れる」 https://t.co/q1p99FIQMv

  • BrainTech Review更新です! 今号は「Codexによる科学研究革命」として、科学研究に大きな影響を与えうるCodexについてまとめました! 個人的に思うCodexの凄さや具体的な活用例についてまとめたので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです☺️ リンクはリプライへ↓ https://t.co/xOUbfHxvPb

  • Codexの凄さが端的に伝わる例としては例えばこちら。 https://t.co/dPOIBU8su0

参照ソース