AIに頼む前に「仕様書」を書く人が増えている
朝の出汁版(通勤2分)
- ポイント1: Claude CodeやChatGPTなど生成AIへの依頼精度を上げるため、事前に仕様書や振り返りドキュメントを用意する動きが実践者の間で広がっている。
- ポイント2: AIに丸投げするのではなく、「何を作るか」「何が良くて何が悪かったか」を言語化してから渡すことが、中〜大規模タスクでの精度向上につながると複数の発信者が指摘している。
- ポイント3: LP制作やコード開発でAIを使い倒したい人は、依頼前に改善点・良かった点の両方を箇条書きで整理し、それをプロンプトの冒頭に添える形から始めてみると効果を実感しやすい。
出汁の素(深読みモード)
「とりあえず聞いてみる」が通用しなくなってきた
Claude CodeやChatGPTへの依頼精度を上げるために、「事前に仕様書を書く」という動きが実践者の間で広がっている。Qiitaに投稿された記事では、中〜大規模開発をAIに任せるにあたって、タスクを整理した仕様書を先に用意することが前提として語られている。LP制作でも同様で、ChatGPTを使った振り返りにおいて「改善点だけでなく良かった点も言語化してから次の依頼に活かす」という使い方が共有されている。
共通しているのは、「AIに渡す前に、自分の頭の中を構造化する」という発想だ。雑に投げれば雑な出力が返ってくる。これはAIの性能の問題ではなく、依頼の設計の問題として捉えられている。毎回ゼロから作るのをやめる。AIテンプレ化の流れでも触れたとおり、AIを使い倒せている人ほど「何をどう渡すか」の型を持っている。
仕様書と振り返りが「精度の再現性」をつくる
仕様書を書くことの本質は、AIへの指示を明確にすることだけではない。「何を作りたいのか」「どこが良くてどこがダメだったのか」を言語化するプロセス自体が、依頼の質を上げる。
特にLP制作やコード開発のような反復作業では、この言語化が蓄積になる。改善点だけを記録していると、次の依頼でも同じ失敗を繰り返しやすい。良かった点も一緒に残しておくことで、AIへの指示に「これは維持してほしい」「ここは変えてほしい」という軸が生まれる。
AIツールは「1本化」より「再現性」が強いで整理したように、AIを使い続ける上での強みは「毎回同じ質で動かせる仕組みを持つこと」にある。仕様書と振り返りドキュメントはその仕組みの入口になる。
今日から使える「渡し方の型」
LP制作でもコード開発でも、次のフォーマットをプロンプトの冒頭に添えるだけで依頼の精度が変わる。
【前提・背景】 何を作っているか、誰に向けたものかを2〜3行で書く。
【今回やること】 今このタスクで達成したいことを箇条書きで。
【良かった点(前回・現状)】 維持したいこと、うまくいっている部分。
【改善したい点】 変えたいこと、うまくいっていない部分。
【制約・条件】 文字数、フォーマット、使ってほしいツールや言語など。
これをテキストファイルかNotionに1ページ用意して、毎回アップデートしながら使い回す。Claude Codeに渡すなら冒頭に添付、ChatGPTなら最初のメッセージに貼り付けるだけでいい。
大事なのは「完璧な仕様書を書こうとしない」こと。最初は箇条書き5行でも機能する。AIとのやり取りを重ねながら精度を上げていく素材として使うのが現実的だ。
「文化系の知識」という視点から考えると
「文化系の知識によってしか渡せない橋がある」という言葉が興味深い。AIに指示を出すとき、技術的な正確さだけでは届かない文脈がある。LP一つとっても、ターゲットの心理、業界の慣習、デザインの文化的な文脈——これらは「良かった点・改善点」の言語化に直結する。
つまり、仕様書に何を書けるかは、書く人の知識と経験に依存する。AIが自動で補完できる部分と、人間が言語化しなければAIには渡せない部分の境界線が、ここにある。使う側として強くなるというのは、この「渡せる情報量」を増やすことでもある。
Claude Codeで本格的に使うなら
Claude Codeでは、プロジェクトルートにCLAUDE.mdというファイルを置くことで、毎回のセッションに自動的に読み込まれる仕様書として機能させることができる。公式ドキュメントによると、このファイルにプロジェクトの構成・依存関係・命名規則・やってはいけないことを記述しておくと、セッションをまたいでも一貫した挙動を引き出せる。
Qiitaの記事(https://qiita.com)で紹介されているタスク管理の手法と組み合わせると、「何を作るか(CLAUDE.md)」「今日何をするか(タスクチケット)」「振り返り(次回に渡すドキュメント)」という3層の構造が作れる。コードを書ける・書けないに関係なく、この構造を用意するだけでAIへの依頼精度は大きく変わる。
元になったツイート
要約:仕様書を書け Claude Code/Codexに中~大規模開発を任せるためのタスク管理 https://t.co/T9dr8V9QSt #Qiita
今日は、LPファーストビュー制作の改善点をChatGPTで振り返りました。 改善点は3つありましたが、それ以上に「改善点」と「良かった点」の両方を理解することが大切だと気づきました。 次回の制作にしっかり活かしていきます💪 #AI初心者 #ChatGPT #LP制作 #Webデザイン #学習記録
文化系の知識によってしか渡せない橋がある
参照ソース
- [X]@id_1795446560756572160: 要約:仕様書を書け Claude Code/Codexに中~大規模開発を任せるためのタスク管理 h…→ twitter.com/id_1795446560756572160/status/2084…
- [X]@id_2080013997030735872: 今日は、LPファーストビュー制作の改善点をChatGPTで振り返りました。 改善点は3つありました…→ twitter.com/id_2080013997030735872/status/2084…
- [X]@miyayou: 文化系の知識によってしか渡せない橋がある→ twitter.com/miyayou/status/2084644091221192721
