ASADASHI
時短ハック
時短ハック2026.08.18·読了 2·難易度: やさしい

GeminiとChatGPTで「調べて→整理→納品」を1人で完結させる

朝の出汁版(通勤2分)

  • ポイント1: Gemini NotebookLMが公的機関のリサーチからExcel・PowerPoint生成まで一気通貫でこなせる実務ツールとして、@shota7180らが実例を発信し業界での注目が高まっている。
  • ポイント2: ChatGPTへの指示も、@id_1609049355524411392が示すように「毎回頼むパターン」をAIが学習・補完するようになっており、繰り返し使い込むほど作業の省力化が進む。
  • ポイント3: まずGemini NotebookLMに公開情報のURLを投げてリサーチさせ、出力をそのままOfficeファイル化する流れを一度試してみると、リサーチ〜資料作成の工数削減を体感できる。

出汁の素(深読みモード)

「調べる→整理→納品」が1人で完結し始めている

リサーチ、データ整理、資料作成——これまで複数人で分担していた工程を、AIツールの組み合わせで1人が完結させる動きが加速しています。きっかけになっているのが、Gemini NotebookLMのアップデートと、ChatGPTの「使い込むほど賢くなる」挙動への注目です。

注目したいのは、どちらも「特別な技術スキルなしに使える」点です。APIを叩いたり、コードを書いたりする前に、ブラウザだけで完結するワークフローが成立しつつある。使う側のハードルが実質ゼロになったとき、差がつくのはツールの知識ではなく「どう組み合わせるか」の発想になってきます。

Gemini NotebookLMが「リサーチ専用」から実務ツールに変わった理由

Gemini NotebookLMは当初、PDFや資料を読み込んでQ&Aするツールとして認知されていました。ところが@shota7180をはじめとする実践者たちが発信しているのは、それとは一線を画す使い方です。

具体的なフローはこうです。まず公的機関(省庁サイト、統計局、業界団体など)の情報をURLごとNotebookLMに投げ込む。NotebookLMはウェブ上の公開情報を横断的にリサーチし、必要なデータだけを抽出して整理する。そこまでがワンセット。さらにそのアウトプットをそのままExcelやPowerPoint形式に書き出すことまでカバーしているのが、「資料を読むだけのAI」との決定的な違いです。

これが実務で刺さる理由は明快です。行政の一次情報は信頼性が高いぶん、探すのが手間で、PDFが多く、数値を拾い出す作業が地味に重い。そこを丸ごと省けるなら、リサーチから資料作成まで半日かかっていた作業が、数十分で完成形に近いものが出てくる可能性があります。

ChatGPTは「毎回お願いするパターン」を勝手に補完するようになっている

もう一方のトレンドは、ChatGPTの「学習補完」とでも呼ぶべき挙動です。@id_1609049355524411392が発信している内容によると、アプリ開発の際に毎回追加している「救済系の処理」を、ChatGPTが特に言わなくても自動的に組み込んでくれるようになっているといいます。「あ、いつものやつね」という感覚で動いてくれる、という表現が端的に状況を表しています。

これはメモリ機能やカスタム指示の精度向上によるものですが、使う側の視点から重要なのは「使い込むほど自分専用になる」という点です。同じプロンプトを打っていても、使用履歴や設定の積み上げによって、出力の質や省略できる指示の量が変わってくる。つまり、早く始めた人ほど「自分に最適化されたChatGPT」を持てるという非対称性が生まれています。

AIに頼む前に「仕様書」を書く人が増えているでも触れたように、AIへの指示を構造化して渡す習慣が定着してきた人が、次のフェーズとして「毎回同じ指示を省略する」段階に入りつつあります。

今週試せる:GeminiとChatGPTを「前工程・後工程」で役割分担させる

まず試すなら、次の2ステップを組み合わせてみるのが最短ルートです。

① Gemini NotebookLMでリサーチ〜整理を担わせる Gemini NotebookLMは無料で使えます。使い方は、左上の「+新しいノートブック」からソースを追加するだけ。試しに、自分の業界に関連する省庁のプレスリリースページや統計局のURLを1〜3本貼り付け、「この情報から○○に使えるデータを整理して、表形式で出力してください」と投げてみてください。その出力をExcelに貼るだけで、資料の骨格が8割できあがります。

② ChatGPTで「毎回やること」をカスタム指示に登録する 設定 → 「カスタム指示」または「メモリ」から、自分が繰り返し依頼しているパターンを文章で登録しておきます。たとえば「出力は常に箇条書きで、最後にネクストアクションを添える」「資料は常にビジネス向けのトーンで」など。次回から毎回言わなくて済む指示は、ここに移していく感覚です。

組み合わせとしては、Geminiで拾った一次情報をChatGPTに渡してナラティブ(説明文・コメント)を生成させる流れが実用的です。前工程の「調べて整理する」をGemini、後工程の「人に伝わる言葉にする」をChatGPTという役割分担は、それぞれの得意を活かしやすい構成です。

AIツールは「1本化」より「再現性」が強いで整理したように、ツールを1本に絞るより「この作業はこれ」という再現可能な組み合わせを持つことが、使う側として安定した強みになります。

自動化まで持っていくなら:NotebookLMの出力をトリガーにする

より踏み込むなら、NotebookLMの出力をGoogleスプレッドシートに自動転記し、そこからGoogleスライドへの反映をApps Scriptで自動化するパイプラインが構築できます。コードの量は少なく、ChatGPTにApps Script全体を生成させる形で実装できるので、GASの経験がなくても試せる範囲です。

さらに、定期的に更新される公開データ(例:毎月公表される経済指標や業界統計)を対象にすれば、「毎月同じ手順で資料を更新する」作業自体をほぼ無人化できます。週次・月次でレポートを作っている人には、最初にこの仕組みを作る時間への投資が効いてきます。

Claude Codeはコードが書けなくても始められるで紹介したように、コードが書けなくてもAIに仕様を渡すことでスクリプト化は可能です。「何を自動化したいか」を言語化できれば、実装の壁はかなり下がっています。

元になったツイート

  • アプリ系を作る時に、救済系を追加することが多いせいか「あ、いつものやつね」くらいのノリで追加してくれるうちのChatGPT(優秀) https://t.co/MZysI0j02R

  • The Solutionsで、GO三浦さんと対談させていただきました! 研究以外での生成AIの活用方法やお気に入りのデバイス、そして「幸せに生きるため」に最近考えていることなどを幅広くお話ししたので、息抜きがてら見ていただけると大変嬉しいです☺️ https://t.co/gkMOVsoN4v

  • Gemini Notebookは、もはや資料を読むだけのAIではありません。 公的機関の情報をリサーチし、必要なデータを整理。 そのままExcelやPowerPointまで生成できる、実務で真似しやすい使い方です↓ https://t.co/kO2vh4VpuB https://t.co/6esj6dAa0u

参照ソース