ASADASHI
時短ハック
時短ハック2026.08.23·読了 2·難易度: ふつう

AIを役割分担させると制作物のクオリティが上がる

朝の出汁版(通勤2分)

  • ポイント1: 「壁打ち→設計→実装」や「デザイン生成→コード化」など、AIを一本化せず役割ごとに使い分ける流れが実践者の間で広がっている。
  • ポイント2: @id_220983017 や @id_266711245 の発信に共通するのは、AIに「全部やらせる」より「工程を切って担当を分ける」ほうが結果の精度が上がるという実感だ。
  • ポイント3: まずは自分の作業を「考える・決める・作る」の3フェーズに分け、それぞれ別のAIや別のプロンプトを当ててみるところから始めてみよう。

出汁の素(深読みモード)

「全部やらせる」より「工程を切って担当を分ける」が主流になってきた

実践者の間で、AIの使い方に一つの共通パターンが見えてきた。「AIに全部投げる」のではなく、作業を工程ごとに切り分けて、それぞれ別のAI・別のモードに担当させるやり方だ。

ノートツール「kaku」の開発者は、自分たちの開発方針をそのままkaku上で回している。①Askで壁打ちしながら方針を考え、②良い方向性が出たらノートに落とすかAgentに編集させ、③実装フェーズはCodexかClaude Codeに任せる、という3段階の分業体制だ。

もう一つのケースでは、Claude DesignでUIモックアップを生成してから、そのデザインをそのままClaude Codeに渡して実装するという流れが紹介されていた。「Claude Codeに最初からUIも考えさせるより、デザイン生成を専門に担うモードを先に通したほうが仕上がりがよくなった」という話で、役割分担による出力精度の向上が実感として語られている。

共通しているのは、「思考・設計・制作」を一つのチャットに詰め込まない、という判断軸だ。

なぜ「一本化」より「分業」のほうが精度が上がるのか

同じAIに「考えてから作れ」と投げると、AIは思考と制作を一つのコンテキストの中で処理しようとする。このとき、設計フェーズの曖昧さをそのまま引きずって制作に入るため、アウトプットのブレが大きくなりやすい。

工程を分けると何が変わるかというと、各フェーズの入力を「確定した情報だけ」に絞れる点が大きい。壁打ちで方針が固まってから実装に渡す、デザインが決まってからコードに渡す、という順番を踏むことで、後工程に持ち込むコンテキストのノイズが減る。

もう一つの効果は、各フェーズで使うAIやモードをその工程に最適なものに選べること。「考えるのは会話形式のやりとりが得意なモデル、UIデザインはビジュアル生成系、コーディングはコード特化のエージェント」という組み合わせが可能になる。汎用モデルに全部任せるのではなく、専門性の高い出力を積み重ねていくイメージだ。

GeminiとChatGPTで「調べて→整理→納品」を1人で完結させるでも触れた「1人で複数ツールを使い分ける」という流れと根は同じだが、今回は「工程の順序設計」がより意識されている点が新しい。

自分の作業を「考える・決める・作る」に分解してみる

まず手元の作業を棚卸しするところから始めてみよう。今やっていること(資料作成でも、LP制作でも、分析でも)を、大まかに3フェーズに当てはめてみる。

① 考えるフェーズ:方向性や構成をAIと対話しながら詰める。ChatGPTやClaudeの通常チャットで十分。「こういう方針でどうか」を壁打ちして、使える方向性を引き出す。

② 決めるフェーズ:①で出たものをドキュメントや構造化されたメモに落とす。ここが「次フェーズへの引き渡し材料」になる。テキストでも画像でもよい。この段階でコンテキストを整理しておくことが、③のアウトプット精度に直結する。

③ 作るフェーズ:②の成果物を入力にして、制作に特化したAI・モードを使う。コードならClaude Code、UIならClaude Design、文章ならそれに適したプロンプト設計、という具合に。

最初からすべての工程を分業にする必要はなく、「今まで一発で投げていた作業を、考えるフェーズと作るフェーズに切るだけ」でも出力が変わってくる。AIに任せるなら「小さく1業務」から始めるで紹介した通り、スコープを小さく絞って試すのが、失敗しにくい入り方だ。

コンテキスト設計まで踏み込む:Agentと「引き渡し資料」の作り方

分業の精度をさらに上げるなら、「引き渡し資料の質」に注目したい。kakuの事例で言えば、壁打ちで出た方針をそのまま次のエージェントに渡すのではなく、一度ノート化して整理するというワンクッションが入っている。この「中間ドキュメント」がコンテキストのノイズを落とす役割を果たしている。

具体的にやるなら、以下のような形式が使いやすい。

  • 目的:この制作物で達成したいこと1〜2行
  • 制約:守るべき条件(文字数、トーン、対象など)
  • 参照すべき素材:画像、テキスト、URL
  • 期待するアウトプット形式:コード/デザインファイル/文章など

これをAgentやClaude Codeへの入力として渡すと、モデルが「何を作ればいいか」を誤解するリスクが下がる。UIデザインをClaude Codeに渡す場合も、「このモックをベースに実装してください」というシンプルな指示と一緒に画像ファイルを添付する形が報告されていた。

ChatGPTを「散らかしたまま使う時代」は終わりでも整理の重要性が語られているが、分業における「引き渡し資料の整備」はその応用版と捉えると入りやすい。

元になったツイート

  • kakuの開発方針はkakuでやっている ①コンテキストをコントロールしてAskで壁打ち ②良さそうな方針が出たらノート化、あるいはAgentに編集させる ③方針が決まったらCodex/Claude Codeで実装

  • Claude Designで開発中のアプリのUIモックアップを作ってもらい、それをClaude Codeに渡して実装してもらったら、ダークモードにも対応していい感じになった!Claude CodeにUIを考えさせるよりも、Claude Designで作ってもらったほうがかっこよくなりますね。(後半2枚が実際のアプリのUIです。) https://t.co/FOK1UEpS5i

  • ◾️英語力をつけるぞのスレ Claudeに聞いたら、800〜1500語話してるらしい笑w もうカウント数よくわかんないから語数はどうでも良いとして、学習設計してもらった。 プログリットの方法に習いシャドーウィング・単語・多読・ライティングを1日2〜3時間で行こうと思います!YES!!! https://t.co/PbYTlVCnfB

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